baserCMS5ヘッドレス化への取り組み

先日リリースされた、baserCMS5の開発版、ucmitz ですが、ヘッドレス化の取り組みとして、Web API の実装が進んでいます。
(引き続きHTMLレンダリングやテーマの仕組みも提供します)

最新版のucmitz 3.0.0 のダウンロードは、baserCMS公式サイトにて確認できます。
baserCMS メジャーアップデートプロジェクト「ucmitz」3.0.0 リリース

ここでは、baserCMSのヘッドレス機能について簡単に触れたいと思います。

API認証

Web APIの認証には、JWT認証を採用しました。

認証情報を送信して、アクセストークンとリフレッシュトークを取得します。

各リソースへのアクセス時には、アクセストークンを付与する事が必要となります。

アクセストークンの有効期限が切れたら、リフレッシュトークンを利用してアクセストークンを再発行する形となります。

コンテンツごとの制限

baserCMSでは、各コンテンツをコンテンツ管理機能上のコンテンツツリーで管理する仕様となっています。

コンテンツツリー上の各フォルダについて、Web APIアクセスを許可するかどうかを設定できますので、コンテンツツリー上に配置するだけで制限をかける事ができます。

ユーザーごとの制限

ユーザーグループごとに、どのリソースへのアクセス権があるかを設定できる仕様となります。

制限は、APIのURLと、HTTPメソッドごとの制限となっています。

REST API

HTTPメソッドとURL形式による、いわゆる RESTful なURL を提供する仕組みを実装します。

詳細については baserCMS5マイグレーション方針「Web API」をご覧ください。

 

最近では、様々なヘッドレスCMSが登場してきましたが、オープンソースのヘッドレスCMSはまだまだ少ないと思います。

様々な開発アイデアのベースとして、baserCMS5が活用してもらえたら嬉しいですね。

現在、2022年3月のリリースを目指して開発を進めています。お楽しみに!

 

【これまでの「ucmitz」プロジェクト履歴】
baserCMSのCakePHP4系化プロジェクト「ucmitz」1.0.0 リリース​
baserCMS メジャーアップデートプロジェクト「ucmitz」2.0.0 リリース
baserCMS メジャーアップデートプロジェクト「ucmitz」3.0.0 リリース

 

 

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江頭 竜二

江頭 竜二

代表取締役

1973年佐賀県生まれ、佐賀育ち。就職後は福岡へ。
27歳で他業種よりIT関連会社へ転職。その後、2007年に独立。
5年間のフリーランスを経験後、2012年1月、株式会社キャッチアップを立ち上げ、Webシステム(CMS系)を中心とした提案、開発に携る。
ユーザビリティ・運営を意識した開発を心がけている。
フリーランス中に参加したコミュニティ活動を通じて、2010年に自身が開発していたCMS「baserCMS」をオープンソースとして公開。
現在は、baserCMSのコミュニティであるbaserCMSユーザー会を運営し、全国的な活動を行なっており、
2014年には、baserCMSを継続的に普及促進、機能改善していく為、特定非営利活動法人ベーサー・ファウンデーションを設立。

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